日本人气女偶像恋情意外曝光,谢罪道歉并宣布毕业!偶像为何不能谈恋爱?日媒的剖析很深刻……
AKB48岡田奈々(25)が23日、ツイッターを更新し、交際報道について謝罪した上で、グループを卒業することを発表した。
AKB48成员冈田奈奈(25岁)23日更新了推特,对恋爱交往新闻进行了谢罪道歉,并宣布从组合中毕业。
今月19日に、舞台で共演した俳優猪野広樹(30)との交際を「文春オンライン」に報じられていた。岡田は「週刊誌の件でお騒がせしてしまい、多大なるご迷惑をおかけしたこと本当に申し訳ありませんでした。謝罪のコメントを出すのが遅くなってしまったこともごめんなさい。今まで応援してくださったファンの皆様を裏切るような行動をとってしまい、傷つけてしまい、本当にごめんなさい。幻滅させてしまいごめんなさい」と謝罪した。
本月19日,“文春online”报道了她与在舞台剧中合作的演员猪野广树(30岁)交往的新闻。对此冈田谢罪称:“很抱歉周刊杂志的报道给大家带来很大的不便和麻烦。也很抱歉我的致歉信出的这么晚。我的行为背叛了一直支持着我的粉丝们,给他们带来了伤害,真的对不起。让你们幻灭了真的对不起。”
過去に選抜総選挙で別のメンバーがスキャンダルについてスピーチしたことを受けて、岡田が“批判”したこともあった。「風紀委員を名乗り出たのにもかかわらず、こうして嘘をつくような形になってしまい申し訳ない気持ちでいっぱいです。ただ、当時の自分の言葉に嘘は1つもありません」とした。
在过去的总选举中,有其他成员曾就丑闻发表了自己的看法,冈田也曾对此进行过“批判”。对此她说:“我自称是纪律委员,却对大家说了谎,现在真的感到非常抱歉。但是,当是我说的还真的没有一句是假的”。
岡田は「説得力がないと思われても仕方がないのですが、この10年間アイドル活動を全力で取り組んできたことは本当です。AKB48グループを、スタッフさんたちを、メンバーのみんなを、ファンの皆様を愛している気持ちは本物です」としつつ「自分なりによく考え、しっかりとけじめをつけることに決めました。AKB48を卒業します」と発表。「スタッフさんからは卒業の必要はないと言われましたが、何度も話し合い、自分で決断しました」と説明した。卒業時期は未定。最後に「ファンの皆様、メンバーのみんな、こんな人間でごめんなさい」とつづった。
冈田还说:“或许有人会觉得我说的话没有说服力,但这十年的偶像生涯,我真的是拼尽全力在做的。我对AKB48这个组合的爱,对所有工作人员的爱,对所有成员们的爱,以及对所有粉丝们的爱是真的”,并宣布“我决定用我的方式思考并作出决断。所以我决定从AKB48毕业”。对此她解释:“虽然工作人员说没有必要因为这件事选择毕业,但我们在多次商讨之后最后做出了决定”。目前冈田的毕业时间未定,最后她说:“各位粉丝,各位成员伙伴们,真抱歉我是这样的人”。
岡田は12年にAKB48の14期生として加入し、中心メンバーとして活躍。18年に「ジャーバージャ」、昨年に「根も葉もRumor」でセンターも務めた。
冈田于2021年作为AKB48的14期生加入,作为中心成员十分活跃。2018年担任单曲《ジャーバージャ》C位,去年担任了单曲《根も葉もRumor》的C位。
テレビ東京系で23日に4時間半にわたって生放送される音楽特番『テレ東音楽祭2022冬~思わず歌いたくなる!最強ヒットソング100連発~』にAKB48が出演。卒業を発表した岡田奈々も登場し「久しぶりのリップグロス」を披露した。
23日,AKB48出演了东京电视台时长四个半小时的《东京电视台音乐祭2022冬~情不自禁想歌唱!最强热门歌曲100连发~》直播音乐节目。宣布毕业的冈田奈奈也登台演唱了单曲《久しぶりのリップグロス》。
卒業については言及せず、歌唱中には笑顔も見せながらパフォーマンスするも、ネットでは「岡田奈々ちゃん大丈夫?」「表情元気なくて心配」「テレ東音楽祭になぁちゃん見れて良かった」などの声も寄せられた。
节目中,冈田并未提及毕业一事,演唱过程中的表演也一直面带笑容,网络上有很多关心她的人表示“冈田奈奈没事吧?”“表情看起来很开心反而更担心她了”“东台音乐祭能看到なぁちゃん真的太好了”。
実際はペナルティのある「恋愛禁止」
“禁止恋爱”实际附加惩罚
昨日、AKB48のメンバー・岡田奈々がグループからの卒業を発表した。その原因は、先週のいわゆる“熱愛報道”にあると思われる。岡田本人も「幻滅させてしまいごめんなさい」と謝罪した。
昨天,AKB48成员冈田奈奈宣布从组合毕业。原因是上周爆出的“恋爱新闻”。对此冈田本人也道歉称:“对不起让大家幻灭了。”
AKB48には、かねてから「恋愛禁止」のルールがあると見なされていた。この“熱愛報道”直後には、AKB総監督の向井地美音が「恋愛禁止」ルールについて「改めて考え直す時代が来た」と発言して波紋を呼んでいたばかりだった。
AKB48一直以来都有“禁止恋爱”的规定。该“恋爱新闻”曝光后,AKB总监督向井地美音针对“禁止恋爱”这条规则做出的“重新考虑该规则的时代来临了”的发言引发了巨大争议。
だがその後、向井地がAKB48を運営するDH社に確認したところ、運営側は「恋愛禁止のルールはない」と表明。そして岡田が卒業を発表した、という経緯だ。
然而在这之后,向井地向AKB48运营公司DH社进行了确认,运营方则表示“我们没有禁止恋爱的规定”。之后冈田宣布毕业。
つまり、AKB48に「恋愛禁止」のルールはないが、“熱愛報道”されたメンバーは辞めるという結果となった。状況的には、タテマエとして「恋愛禁止」ではないが、実際は「恋愛禁止」の掟を破ると立場が厳しくなる、ということになる。
也就是说,虽然AKB48没有“禁止恋爱”的规定,但只要有“恋爱新闻”,被曝光的成员就必须离开。从这一现实来看,虽然AKB48没有明面上“禁止恋爱”,但实际上如果你违反了“禁止恋爱”的规定,你的立场就会变得十分严峻。
この曖昧な状況はなにを意味しているのか──。
那么,这种暧昧不明的状况究竟有何意义呢?
存在する「恋愛禁止」ルール
真实存在的“禁止恋爱”规定
AKB48に「恋愛禁止」ルールがあると見なされてきたのは、過去に「恋愛禁止条例」という公演(2008~2010年)をおこなったことにも起因するが、なにより“熱愛報道”されたメンバーの多くが不利な立場に置かれたケースが過去にいくつもあったからだ。
AKB48之所以被认为有“禁止恋爱”的规定是在因为之前“恋爱禁止条例”这一公演(2008年~2010年)导致的,但更重要的是,很多被爆“恋爱”的成员最后都处于了舆论不利位置,这的确是一个事实。
たとえば2012年6月、メンバー・Sは過去の恋人との写真が報道されたことで、秋元康プロデューサーによってHKT48に移籍させられた。九州出身のSはこれをきっかけにむしろブレイクするが、“熱愛報道”によって本人の思惑と異なる活動となったのは間違いない。
比如说2012年6月,成员S被爆出与之前恋人的合照,因此秋元康制作人将其移籍到了HKT48中。九州出身的S虽然以此爆红,但由于该“恋爱新闻”,的确产生了与她本人想法不同的发展方向。
とくに記憶に残るのが、2013年1月のメンバー・Mのケースだ。このとき彼女が丸坊主となって謝罪し、国際的にも問題視されたことを覚えているひとも多いだろう。当時の運営会社・AKSは、明確に“熱愛報道”を理由に処分をしている。
而最让我们印象深刻的就是2013年1月成员M的事情。当时她剃了光头来谢罪,这一行为在国际上也受到了质疑。当时的运营公司AKS明确解释了处分理由是“恋爱报道”。
本日発売の週刊誌にて報道されました、Mに関する件について、その処分を以下のように決定致しましたので、ファンの皆さまにご報告させて頂きます。
当天发售的周刊杂志中报道的M事件中公布了处分如下,并向粉丝报告:
今回の報道により、ファンの皆さまに多大なるご迷惑をかけたMを、2013年2月1日付でAKB48 研究生に降格処分とする。
本次报道中,M给广大粉丝造成了巨大伤害,我方决定于2013年2月1日将其降格为AKB48研究生。
これらはともに10年ほど前の出来事ではあるが、AKB48の運営側は明確に「恋愛禁止」の違反にペナルティを課していた。つまり、「恋愛禁止」ルールは存在する。
这些都是十多年前发生的事情,但从中我们可以看出,AKB48运营方对违反“禁止恋爱”规定的成员有着明确的惩罚。也就是说,“禁止恋爱”这条规定是真实存在的。
今回、岡田奈々は運営側からの慰留があったものの、自分で決断したと述べている。昨年にも、“熱愛報道”のあったメンバーが活動休止を経てグループを卒業したケースがあった。
本次,虽然运营方挽留了冈田奈奈,但她自称是自己的决定。去年也有成员因“恋爱报道”而暂停活动最终从组合毕业的。
ただ、それらがどこまで“自主的”な判断かはわからない。たとえば政治の世界では、今月だけで岸田内閣の閣僚3人が“辞任”をした。しかし、それが実質的に更迭であることは周知のとおりだ。
然而,我们无法判断这些“惩罚行为”有多少是出于“自主”实施的。就好比在政治圈中,光这个月就有三个岸田内阁的阁僚“辞职”。但我们都心知肚明,这就是实质上的人员更替。
また、たとえ本当に本人の判断だったとしても、その結論にいたった原因は“熱愛報道”だ。つまり、そこで「恋愛禁止」のルールが力学として作動しているのは間違いない。
此外,就算真的是本人的决定,但导致她作出这一决定的原因还是“恋爱报道”。也就是说,“禁止恋爱”这条规定无疑是有一定推动作用的。
「タテマエ」と「暗黙の了解」
“公之于众的规定”与“心照不宣的认可”
今回まず気になるのは運営側・DH社のスタンスだ。「恋愛禁止のルールはない」と向井地を通じて表明しているが、過去のケースや今回の岡田の結論を踏まえれば、それは曖昧なままルールを運用するためのタテマエでしかない。
本次值得关注的是运营公司DH社的立场。虽然该公司通过向井地向大家表明了“公司没有禁止恋爱的规定”,但从过去的事情到本次冈田的结局来看,这只不过是让公司能够继续沿用这条暧昧规定的场面话罢了。
現状を言い換えれば、「明文化されたルールではないが、暗黙の了解として違反すればペナルティはある」ということだ。逆に、もしそうでないのであれば、DH社が明確に「恋愛禁止のルールはない」「ペナルティは課さない」と宣言すればいいだけだ。が、それはしない。
换句话说,它的意思就是“虽然这不是明文规定,但却是大家都默认的规定,只要违反了就会受到惩罚”。相反,若非如此,DH社只要明确表示“没有禁止恋爱的规定”以及“不会因此受罚”即可。然而,DH社却没有这样表明。
DH社が、こうした曖昧なスタンスを取ることにも理由がある。おそらく契約書に「恋愛禁止」の文言を盛り込めないからだ。それは個人の私生活を縛ることなので、人権問題になりかねない。よって、DH社は決してそれを公言せずに運用する。芸能界のローカルルールが一般的なコンプライアンスと齟齬をきたすとき、この曖昧な姿勢が抜け道なのである。
DH之所以采取如此暧昧的立场是有理由的。恐怕就是因为合同中不能包含“禁止恋爱”的字眼。因为这是限制个人私生活的行为,会涉及到侵害人权的问题。因此,DH社只能在不挑明的基础上使用这项规定。当娱乐圈的个体规则与普遍规则产生分歧时,这种暧昧不明的态度就是一种解决方式。
また、経営的にもベターなのだろう。
此外,这种方式对经营也有好处。
AKB48ファンのコア層は、疑似恋愛的な要素を軸とする中年男性だ。売上を考えると、DH社はその層を決して手放せない。シングルCD売上はコロナ前と比べて3分の1になったが、それでも40万枚程度も売れる。ここで「恋愛」を解禁すれば、コア層の中年男性を見放すことになる。それは、経営的にリスキーだ。
AKB48的核心粉丝大多都是以模拟恋爱为主要心态的中年男性。出于销量的考虑,DH社绝不会放弃这一粉丝层。虽然目前AKB48的单曲销量仅有新冠疫情前的1/3,但依旧能达到40多万张。如果此时允许成员“恋爱”,就相当于放弃了核心粉丝当中的中年男性群体。这在经营方面风险是很大的。
よって、表向きには「『恋愛禁止』ルールはない」と言いながらも、実質的に運用することが、DH社にとって最善の策なのだろう。
因此,虽然公司表面上说“没有禁止恋爱的规定”,但对DH社而言,实际上的“禁止恋爱”才是上上策。
アイドル文化のアキレス腱
偶像文化的致命弱点
そもそもアイドルとは、ファンに疑似恋愛的な熱情をもたらす文化装置である。噛み砕いて言えば、恋人かもしれないと想像させるファンタジーだ。70年代から一般化したこの文化において、アイドルは概ねこのルールを保持し続け、ファンの間でも暗黙の了解として共有され続けてきた。
说到底,偶像系统就是回应粉丝模拟恋爱热情的一种文化体系。换句话说,她们就是能够让粉丝幻想自己是粉丝的恋人。偶像文化在70年代普及,之后基本上都默认这一规定,也成了粉丝之间心照不宣的规定。
よって、その了解が裏切られれば傷つくファンもいる。今回も岡田のファンと思しき男性が、大量のグッズを粉々にした写真をツイッターに投稿して話題となった。
因此,就一定会有粉丝因为这一规定而觉得遭到了背叛。本次就有冈田的男性粉丝将粉碎大量周边的照片上传到推特,成为了话题。
こうしたことを生じさせるのは、従来の女性アイドル文化が100年以上前に成立した極めて保守的な思想に端を発するからだ。19世紀末、当時の明治政府は「良妻賢母」を掲げ、少女に純潔規範を課し、その延長線上に処女信仰が生じる。将来「良妻賢母」になるためには、複数の男性と交際をしたり、他の男性との子の出産を禁じたりするための規範意識を植え付けることが必要だったからだ。
之所以为发生这种事情,本质上来讲还是由于一直以来的女性偶像文化是源于100多年前成立的极其保守的思想。19世纪末,当时的明治政府倡导“贤妻良母”,要求少女要纯洁讲规矩,也因此衍生出了处女信仰。为了在以后是一个“贤妻良母”,女性就必须要被灌输不可以与很多男性交往、不可以随便和其他男性生孩子等意识。
この近代家父長制下の社会規範として一般化したのが「少女」概念だ。「少女」とは、性的な身体を有しているにもかかわらず、その使用が禁止されている存在だ(大塚英志『少女民俗学』1989年)。子供と大人の中間のモラトリアムな存在なのである。
近代父权制度下社会规范当中被普及的就是“少女”的概念。所谓的“少女”,就是有着性吸引力和能力的身体,但却禁止其使用身体的存在(大冢英志《少女民俗学》1989年)。是处在孩子和成人之间的暧昧状态。
アイドルとは、この「少女」概念の延長線上に生じた文化だ。「恋愛禁止」ルールも純潔規範のひとつだと言える。そこでは、その「少女」性が商品価値となっている。
而偶像就是在这一“少女”的概念下延长衍生出来的文化。所谓“禁止恋爱”的规定其实就是要求纯洁。这也就是这个“少女”方面的商品价值。
AKB48にかぎらず日本の多くのアイドルにとって最大のアキレス腱は、進展の見られないこの古いジェンダー観にある。1990年代にはギャル文化などによってほとんど化石化していたこのコンセプトは、AKB48を中心に2000年代後半頃から復活した。
不仅是AKB48,很多日本偶像体系的致命弱点,就在于其毫无改观和发展的古旧性别观念。二十世纪九十年代,因辣妹文化盛行而几乎成为历史的这种“少女文化”在21世纪后半却因AKB48等组合的出现重新复活。
変革を訴えた向井地
追求变革的向井地
AKB48の場合、選抜総選挙が盛り上がっていた全盛期は、メンバー間やグループ間の競争が人気の多くを占めていた。そこにゲーム的な面白さがあったからこそ、一般にも人気が拡大した。
以AKB48为例,在总选举如火如荼的全盛时期,成员间和组合间的竞争占据了大多数人气。正因为这其中有游戏般的趣味性,才有如此人气。
だが総選挙が衰退した現在、メンバー個々のパーソナリティやコミュニケーションの側面が相対的に大きくなった。もともと握手会を売りにしていたAKB48は、キャバクラのシステムを芸能化したものだ。そもそも疑似恋愛の要素を強くはらんでいた。「恋愛禁止」ルールが運用され続けてきたのも、そこに置かれる比重が小さくないからだ。
然而,在总选举逐渐衰败的现在,成员个人的人格魅力和交流能力相对而言更受关注。原本靠握手会来销售唱片的AKB48其实就是将夜总会的那套系统娱乐化了。而且更加强化了模拟恋爱的要素。之所以运营会将“禁止恋爱”的规定持续至今,也是因为这一比重在组合中占比很高。
おそらく総監督の向井地が抱いているのは、こうした状況への違和感だ。そして、古いジェンダー観に基づくAKB48の変革を主張した。が、運営側は「そもそも恋愛禁止のルールはない」と実態と異なる態度を示し、向井地はトーンダウン。DH社は、向井地の主張を否定せずに拒否したと捉えられる。
恐怕总监督向井地就是对这一现状抱有违和感吧。所以她才主张改变基于古旧性别观念下的AKB48。然而,运营方却以“没有禁止恋爱的规定”这种与现实完全不符的态度让向井地知难而退。可以说DH社在没有否定向井地主张的基础上拒绝了她的要求。
恋愛オープンのK-POP
公开恋爱的K-POP
ここ1年ほどのAKB48は、K-POPで活躍した本田仁美(元IZ*ONE)を中心に変化の兆しが見えていた。ダンスをちゃんと練習し、楽曲も工夫するなど、要は「音楽をちゃんとやるアイドルグループ」への志向が見られ始めた。
近一年来,AKB48以活跃于K-POP圈的本田仁美(原IZ*ONE成员)为中心出现了变化的征兆。越来越多的人有了“组建好好做音乐的偶像组合”的志向,也就是将重心放在舞蹈和歌曲的练习上。
AKB48がこうした正攻法を見せてきたのは、2018年頃から人気凋落が止まらないからだ。その要因は、ビルボードチャートの浸透で“AKB商法”が機能不全となり、指原莉乃など主要メンバーの卒業・離脱、そしてNGT48の不祥事が生じ、新型コロナによって“AKB商法”が破綻──以上の4つにまとめられる。
AKB48之所以会有如此大刀阔斧的改革,就是因为她们自2018年起人气不断衰退。其原因有四个:一是在billboard榜单下,“AKB商业模式”功能不全;二是指原莉乃等核心成员的毕业离开;三是NGT48的丑闻;四是新冠疫情下“AKB48商业模式”产生破绽。
向井地が主張した「恋愛禁止」ルールの見直しも、現在のAKB48の方向性と合致している。音楽のパフォーマンスが充実していれば、メンバーに恋人がいても関係ないからだ。
而向井地主张的修正“禁止恋爱”规定也与目前AKB48的发展方向一致。如果组合的音乐性高,那么即使成员有恋人也没什么问题。
事実、音楽やパフォーマンスで人気を拡大しているK-POPでは、恋愛をオープンにする女性アイドルも目立ってきている。たとえばRed VelvetやTWICEのメンバーがそうだ。それで人気が落ちることもない。なぜなら、ファンの多くは音楽やパフォーマンスを好んでいるからだ(同性のファンが多いのもそのためだ)。
实际上,凭借音乐和演出获得人气的K-POP圈中,有很多公开恋爱的女性偶像十分引人关注。比如说Red Velvet和TWICE的成员。她们也并没有因为恋爱而失去人气。究其原因,就是因为很多粉丝是因为她们的音乐和演出才爱上她们的(这也是她们同性粉丝多的原因)。
翻って日本の女性アイドル文化は、大人になりきらない「少女」だからこそパフォーマンスの質がおろそかにされることを良しとしてきた。それは1970年代に始まったオーディション番組『スター誕生!』の際、審査員を務めた作詞家の阿久悠がすでに明示していたことでもある。「つまらない上手より、面白い下手を選びましょう」と。
反观日本女性偶像文化,正因为他们推崇无法长大的“少女”,所以才会忽视演出的质量。在二十世纪七十年代开始的选秀节目《star诞生!》中,担任审查员的作词家阿久悠就已经说过这样的话:“比起无聊的好看,我会选有趣的笨拙。”
日本にオリジンを持ちながらも変貌を日々遂げているK-POPアイドルに対し、保守的な思想に拘泥する日本──それは男女の格差を計るジェンダーギャップ指数が99位の韓国と116位の日本との差でもあるのだろう。
相较于起源于日本却在不断变革的K-POP偶像,日本偶像一直拘泥于保守的思想——这可能也是计算男女差距的全球性别差距指数当中,排名99位的韩国与排名116位的日本之间的差距吧。
向井地の主張はそうしたギャップを感じ取ったうえで発せられてもいるのかもしれない。そんな日本のアイドル文化は、演歌が歩んだ衰退の道をたどっているようにも見える。
向井地的主张可能就是在意识到这一差距之后产生的。如今的日本偶像文化,很可能会和演歌一样,走向衰退的道路。
サクラの違和感
sakura的违和感
こうしたなか、思い出すのは48グループを離れて韓国に渡ったLE SSERAFIMのサクラ(宮脇咲良)だ。
这是笔者想到的就是离开48组合远渡韩国的LE SSERAFIM成员sakura(宫胁咲良)。
元HKT48のサクラは、期間限定グループ・IZ*ONEでの2年半の活動を経て、今年LE SSERAFIMのメンバーとして3度目のデビューをした。BTSの所属するHYBEが力を入れて送り出したこともあり、順調にグローバルヒットを飛ばしたこのグループは、大晦日の『NHK 紅白歌合戦』に出場することも決まった。
原HKT48成员sakura,作为期间限定组合IZ*ONE成员活动了两年半后,今年重新作为LE SSERAFIM成员第三次出道。在BTS所属娱乐公司HYBE的帮助下,该组合顺利火遍全球,并且将在今年年末出席“NHK红白歌合战”。
LE SSERAFIMが押し出しているのは、K-POPでは2015年頃から主流となっているガールクラッシュのスタイルだ。強さや主張する女性像を前面に出し、同性から憧れる存在となるコンセプトだ。
LE SSERAFIM的爆火源自于她们走的是K-POP在2015年成为主流的girl crush风格路线。也就是向观众呈现出强大的女性形象,使她们成为被同性憧憬的对象。
たとえばデビュー曲「FEARLESS」は、タイトル通り「恐れ知らず」な女性を描いた歌詞だ。それは、サクラなどメンバーの意向を取り入れられたという。サクラはこの曲について以下のように話している。
比如组合的出道曲《FEARLESS》的歌词,就像名字一样,描述了一个“不知恐惧是何物”的女性。这也是汇聚了sakura等组合成员的想法在里面的。她本人是这样形容这首歌的:
今回のデビュー曲「FEARLESS」の歌詞を見ると、本当に私たちの話なんです。その歌詞を見ながら、「自分がやりたいことをやってもいいんじゃないか」と思いました。(略)「欲を隠しなさい、そんなあなたの言葉は変」のような歌詞は、私も芸能人として10年以上活動してきて感じていた部分でもありますし。
这首出道曲《FEARLESS》的歌词真的就是我们的故事。看到这首歌词后,我就觉得“做自己想做的事情不也挺好的吗”。(略)其中“你说要让我收起欲望 那种话很奇怪”这句歌词中也有我当了十多年艺人后有所感悟的东西。
「欲を隠せ」とは、「主体性を持つことなく、従順であれ」ということを意味している。つまりサクラは、HKT48の活動期間も含む10年以上もその抑圧に違和感を感じていたということになる。「従順であれ」とは、アイドル文化の基盤である「少女」概念にも通じる規範意識だ。要は、「男性社会で従順な『少女』であれ」ということだからだ。
“收起欲望”有“抛弃自主性,乖乖顺从”的意思在里面。也就是说,sakura在此前HKT48等组合的活动期间,这十多年都对这种压抑感感到违和。“乖乖顺从”也就是“少女”这一偶像文化的基础概念中的规范意识。也就是说,这要求女性偶像“成为男权社会下顺从的‘少女’。”
多くの若い女性がJ-POPアイドルよりK-POPを支持するのは、要は中高年を中心とする男性社会やそこに基盤を置く日本のアイドル文化に対する違和感を抱いているからだと考えられる。その日本の保守的な思想を根本的から見直すかどうかが、AKB48にかぎらず日本のアイドル文化の今後を大きく左右するはずだ。
比起J-POP,之所以很多年轻女性会支持K-POP,主要就是因为她们对以中老年为中心的男权社会以及以此为基础的日本偶像文化抱有违和感。是否能够从根本上修正日本的这种保守思想,不仅对AKB48影响巨大,甚至可能会改变整个日本偶像文化的未来。
今回の岡田奈々の一件と、それにともなう向井地美音の主張は、日本のアイドル文化が制度疲労を起こしつつあるときに生じたひとつの現象なのである。
这次冈田奈奈的毕业和向井地美音的主张,很可能是日本偶像文化已出现制度疲劳问题的一大表现。
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